2011年12月19日月曜日

術後辛かったこと その5 創部のにおい

術後1週間での退院となり、抜糸しないまま、初回の外来で傷を見ることとなった。
創部は自然治癒を促すため、消毒もなく、ガーゼも当てていない。

私が看護師になりたての頃は、毎日イソジンで消毒して、
ガーゼが少しでもはがれたら、消毒して張り替えていたのに、
十数年前から、手術後の創部に対する概念が全く変わっている。


創部は、5㎜置きにホチキスで留められている。
次の外来まで、家では、入浴は禁止だが、
シャワーで傷口をよーく洗って、清潔にせよ、とのこと。

創部がむき出しのまま家に帰り、シャワーで洗うなんて、医療者の私でさえ怖いのに、
一般の患者さんは、どうなのかな?
言われたとおり、普通に洗っているのかな?

シャワーが当たるのは痛いけど、意外に創部を洗うのはそれほど痛くない。
ただ、腫れているので、触ると違和感がある、不思議な感覚。


腋窩にある創部は、汗もこもりやすいので、少し赤みを帯びて腫れている。
傷が治っていく過程なので、痛痒い。
そして、何とも言えない、臭い・・・。
傷があるので、制汗スプレーを使えないのが辛い・・・。
夏場だったら、もっと大変だったかも。


ボディソープをよく泡立てて、そっと、創部を洗う。
腋の下は、ごしごしと洗いたいんだけど、痛いので、そっと。

抜糸(抜鈎)までは、淡い膿のような浸出液が創部からじわじわと出ていて、
でも、主治医は、「問題ない」、とのこと。
熱も出ないし、CRP/WBCも上がっていないので、いいということらしい。

浸出液は、シャツに染みついてしまうので、しばらく、汗ワキパッドを使って交換するようにした。

何とも言えない創部のにおいは、抜鈎後もしばらく続いていたが、
傷が回復するにつれて、徐々に臭いはしなくなった。

でも、もしかしたら、自分が気にならなくなっただけで、
周囲には嫌な臭い、してたかも、なんて気もする。


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